私がフィルム写真を始めた頃の話

YOKOHAMA
横浜みなとみらいでの一枚。9年前なのでかなり景色も変わっている

昔はよかった、なんてじじむさい話をするつもりは毛頭ないけれど、朝ごはんを食べながらふと「そういえばあの頃こんなだったなあ」と思ったので記憶の限り書き残しておく。時間が経ったら忘れちゃうかもしれないし、備忘録も兼ねて。

…書いてみたら単なる私の思い出話になってしまった。写真同世代(同じ時期に写真を始めたひとたち)にとっては懐かしめるかもしれないが、そうでない人にとっては「ただのおっさんの思い出話」なので、もし読み進める場合はそこんとこを覚悟しておいていただきたい。

菓子屋横丁
当時は川越市に住んでいたのでよく川越には遊びにいった

私がフィルム写真を撮り始めたのは2010年の後半だったと記憶している(正確には幼少期だけど、それはノーカンで)写真好きの祖父の影響か、もともと写真を撮るのが好きだった私がデジタル一眼レフを購入したのがそのきっかけ(それまではいわゆる高級コンデジ的なカメラで写真を撮っていた)。母親が「写真撮るならこんなんもあるよ」と、父(私の祖父)からもらったNikon FEを実家の棚の奥から取り出してきたことからはじまる。

とりあえずフィルムを詰めて撮ってみる、を繰り返していた。当時、既に社会人で一人暮らしをしていたが、所属していたオーケストラの練習のために毎週横浜の実家に帰っていたので、散歩場所に困ることはなかった。みなとみらい最高。

20100904_21
山下公園にて。当時からお気に入りの一枚。

この頃から既に各有名店は存在していたが、記憶によると私はこの時点ではまだその存在を知らず、街の写真屋さんに現像をお願いしていたように記憶している。そういえばあのお店の店長さん、元気にしてるかなぁ…(熊本から戻って久々に行ってみたらお店はなくなっていた)

この頃は今のようにSNSもそこまで発達しておらず、一部の物好き?がTwitterを使っている程度、Instagramもまだサービスとして存在していなかった。そういえばインスタの開始当時ってiOSしかアプリが対応してなくて、インスタやるためにiPhoneに変える写真好きもいたような気がする。懐かしいね。

YOKOHAMA Station
横浜駅。ずっと工事してるのでここも景色かわったよなあ…

人とつながる手段もないので、この頃の私は我流で勉強し(ネット上に情報はたくさんあった)一人で散歩しながら撮り歩いていた。それなりにネットは活用できる方だとは思っているので撮り方とかで困ることはなかったが、今から考えればやはり少ない知識でがんばっていたなと思う。いろいろな人と出会って教えて貰う情報は、やはりネットで調べる情報は比べ物にならないくらい多いし、価値のあるものである。

天丼
ツーリングに行った先で食べた天丼。天丼をリバーサルで撮るとか、怖いもの知らずである。

私が某有名店の存在を知ったのは、オーケストラ友達でやはり写真の好きだった子から誘われたことがきっかけであった。その頃デジイチの中級機を購入した私は、写真を始めたいというその子にお古の入門機を譲り、時々一緒に撮りにいったりしていた(それくらいしか人と撮りに行く機会なんてなかった、今はいい時代だ!)。その彼女から「みなとみらいで公募展やるみたいだから出してみませんか!?」と誘われたのである。そこでそのお店の存在を知る。

この例がネット活用の弱点を表しているなぁと思うのは、「調べたい」と思ったことは何でも調べられるけれど、思いもしないことは出てこない、ということである(最近は「あなたへのおすすめ」的な提案も出てくるようになってきたけど…)そういった写真やさんがあるなんて思いもしなかった私は知ることができなかったのである。

Tokyo Tower
モノクロでも撮っていた。なんか光線漏れしてる

そんなこんなで人が集まるお店を知ってからというものの、どんどん友達の輪が広がり、今の写真活動の基盤となる人たちとのつながりが生まれていった。当時はそのお店でも頻繁に撮影会を開催していたので、そこでも新しく人と出会って友達になったり、友達と遊びにいったときに友達の友達と友達になったりと、爆発的にコミュニティが広がっていった。

そのお店を通じての出会いが、熊本に異動することになった私に熊本の有名店の存在を教えてくれて、熊本での写真生活を大いに充実させるものにしてくれた。人とひととのつながりは無限の可能性を生み出してくれるものだなあと、振り返ってみて実感するわけである。だからこそ、SNSだけでは生まれないつながりを作る存在になれたらいいなあ、なんて今でも思っている。

本当にただの思い出話になってしまった。最近写真を始めた人たちにとってTwitterもInstagramもFacebookもない世界なんて想像できないと思う(自分ももう想像できない)

ちなみに誘われた某有名店で行われていた公募展で今の嫁さんと出会うわけなのだけれど、それはまた別の話…

 

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