雨の日のスナップにバルナックライカ

Rainy day

「正気の沙汰とは思えない」と言われてしまうかもしれないが、先日そこそこ雨の降っている中をバルナックライカを持って散歩をしてきた。正確に言うと雨の中を歩く気はなかったのだけど、電車を降りたら土砂降りで歩かざるをえなかった…というのが正確なところである。とはいえなかなかバルナックライカでもスナップすることができたのでその方法をご紹介しようと思う。

Shibuya Road 
 

こんなに大雨に降られる予定はなかったのだけれど、それでも雨の予報だったためこの日は雨装備。なぜバルナックライカを持ち出したかは覚えていないのだけれど、傘を片手になることは予想できたのでエルマーの35mmを装着することにした。先日入手したフラッシュバックカメラさんの絞り連動フードが35mmでもケラレないとの情報をどこかで見ていたので装着し、絞りはf6.3、距離は約6mに合わせることで3mから無限遠までピントがあう設定にした。

Last one 
 

長巻あるある、36枚分巻いたつもりがなにかの間違いで1枚分くらい短くなった結果、最後の1枚が感光してしまった。白バックのサイトでフチなし表示するとなんだか不思議な感じになってしまうな…この後、屋根の下に逃げ込んでフィルム交換を行った。

architecture 
 

ここまでの写真は全て片手で撮影している。ソーシャルディスタンスを確保すると大抵のものは3mより遠くなるためピントが合うのである。面倒と言われるバルナックライカの巻き上げだが、片手で巻き上げるにはレバー式に比べて安定していた気がした。

放置 
 

このあたりから雨が上がり始めたので傘を閉じてきちんとピントを合わせて撮るようになった…が、やはり35mmで絞って撮っている以上ラフに合わせてもピンぼけするようなこともないので気楽なものである(デジタルで等倍確認するとボケてるのだろうが、幸いフイルムは等倍確認できないので問題ない)

Paperpool 
 

この日も最終目的地はPaperpool。今回はバライタ紙のフラットニングをするためにプレス機をお借りするために訪れたのである。近々写真展に出展する予定なので、また改めて告知させていただくことにする。

見返してみると、意識したわけではないのだけれど縦写真の多い記事になってしまった。なにはともあれ、雨の日でもバルナックライカでスナップは可能である!ということが期せずして証明できてしまった一日であった(でもあんまり濡らすとよくないと思うのでそこら辺は慎重に…)

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