人気のないレアレンズ

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最近、自分の中でPEN-FTが熱い。と思っていたら巷でもやや流行っているのか?よくわからないけど、熱に任せて久々に新しいレンズを購入してしまったのでその話でも。もちろんそのレンズというのはPEN-FT用のレンズなのだけど、今回手に入れたこのレンズは限定モデルにも関わらず全く人気のない可愛そうなレンズなのである。Googleで検索してもほとんど情報は見つけらなかったのでここに書き残しておこうと思う。

見上げる 
 

今回手に入れたレンズは D.Zuiko Auto-S 38mm f2.8というものである。38mmという焦点距離はハーフサイズでは標準(画角は35mm換算で55mm程度)になっているが、PEN-F/FT用には38mm f1.8というレンズがザ・標準としてライナップされている為、PEN-F/FTユーザーの方でこれを持っているという方は多いのではないだろうか。さらに明るさを求める方は40mm f1.4や40mm f1.2というレンズも存在する。逆に明るさは犠牲にしてもコンパクトさを求める方はE.Zuiko Auto-S 38mm f2.8というパンケーキレンズを好んで使われる方もいらっしゃるかもしれない。

見慣れた自動ドア 
 

そんな中、今回手に入れたレンズは非常に地味なのである。f1.8に対してサイズは変わらず重さも15g軽い程度、それで明るさが1段暗くなってしまうのであればわざわざ暗いレンズを選ぶ理由はないかもしれない。しかしこのレンズはレンズ構成が3群4枚という他のレンズにない特徴があるのである。(レンズ名の頭にある「D」はレンズの枚数を表している。Dは4枚)3群4枚のレンズといえば有名なのがエルマーやテッサー、またコンパクトのPenも採用しているレンズである。(手持ちのPen−SもD.Zuiko 30mm f2.8)個人的にレンズの枚数は少ないに越したことはないと考えているので(たぶん勘違い)1段暗くても4枚構成のレンズというのは私にとって十分買う理由になるのである(安かったし)

MYST 
 

さてこのレンズ、人気はないがレアというのはこのレンズがPEN-F販売数250万台突破記念に1万台限定で発売されたLimitedモデルに付属していたものだから(単品販売はなかった様子)である。つまり1万本しか生産されていない。ライカで1万本限定っていうと結構レアな部類に入って高値で取引される気がするのだけど、残念ながら不人気なこのレンズは限定モデルでも非常に安い(パンケーキレンズの方は限定生産ではないはずだが数が少ないので非常に高い)

MARUNOUCHI 
 

と、いうわけで散歩する機会に早速カメラに取り付けて撮り歩いてみた。

正直なところ特に1.8のレンズに対して大きく違いがあるようには感じられなかった、というのが第一印象ではあるが、ちょっと違うかな?と感じたところとしては、ボケに少し特徴がありそうなところと、画像を縮小してみるとグレートーンが美しく感じられたところが挙げられる。どちらも厳密に検証したわけではないので、偶然その場の状況でそうなった可能性も十二分に考えられるけれど…

進入禁止 
 

特徴を知るにはもう少し使い込んでみる必要があるが、先述したように大きさや重さについてはf1.8のレンズとほぼ変わらないこのレンズ、根気よく使うことができるかどうか、この記事の続編がなければお察しいただければと思う。

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