あまり語られることのないGR1sとGR10の違い

Antelope Canyon
GR1sで撮影

今年もよろしくおねがいします。新年になって緊急事態宣言が出され、ますます外出しづらい世の中になってしまったので全然写真が撮れておらず、その結果として記事のアップができないという状態に陥っている。早くお出かけしたいなあ…

さて、先日ふと思い立って液晶不動になっていたじーちゃんのGR10を引っ張りだしてきた。

修理は不能と言われているが、世の中では治したことがあるという声も聞こえてくる。どうせ表示しないしお店でも修理を引き受けてもらえないならトライしてみるのもありか…?と思い、一念発起してトライしてみることに。世の中で出回っている情報の中でも比較的「どうすればいいか」が書かれていたこちらの記事を参考にしてみることにした。

IKE BUS
GR10で撮影

結果だけを言うと、ほぼ成功。

一部表示が薄い部分はあるものの、赤目防止モードの表示以外ほぼ表示されない状態だった液晶が、ほぼ完全表示されるようになった。撮影枚数もわかるようになったのでこれで使える!(枚数わからなくても撮ることはできるんだけどどうも使う気になれなかったのである)

さて、そんなわけでGR10にフイルムを詰めて撮り始めてみたのだけど、そういえばGR1sとGR10であまり語られることのない違いがあったな、と思ってここに書き残してみることにした(前置きが長い)おそらくGR1やGR1vも同様の違いを持っていると考えられるが、確認できているのはGR1sのみであることご了承頂きたい。

その違いは、オートモードでの絞り制御である。

GR10はもちろんオートしか存在しないので、明るさに合わせて絞りを変化させ、暗いときにはf2.8まで絞りを開き、シャッター速度を遅くしていくことで露出を調整している。GR1sのオートも自動で調整するのは同じなのだが、オートではf4.0までしか開かない制御になっているようなのである。(GR1をお持ちの方はフイルムを詰めていない状態で電源を入れ、レンズを覗き込みながらオートモードで撮影してみると、暗い場所でも完全に開放になっていないことが見てもらえると思う)

帰り道
GR1sで撮影

おそらくシャープを売りにするGRとして開放は使ってほしくない、どうしても使ってほしければ絞り優先で設定してくれ、ということなのかもしれないが、気軽なコンパクトカメラとして使うにはやや不便である。暗い場所で手ブレを気にして開放で撮るためにはわざわざモードを切り替えなければいけない。さらに夜はそのまま撮影して、忘れたまま次の日の朝撮るとオーバーになる…なんてこともあるだろう(あった)

そんなわけで、じっくりしっかり絞りを選択して撮影するのであればGR1s一択ではあるものの、サブ機として気軽なコンパクトカメラとして使うにはGR10の方が使い勝手が良いと感じている。そんなわけで液晶が治って実は結構嬉しかったりするのである。

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