レンズの時間 vol.3が発売されるという情報から
表紙にあった「自分好みの焦点距離」を見て
自分はどう考えて使い分けてるかなーというのを
まとめてみようと思いついたので記事にしてみることにする。
とりあえず最初は標準レンズから。
■35mm
そもそも、35mmは標準なのかという議論もあると思う。
ライカの標準は35mmだ、という話もあるし
昔の感覚だと、50mmが標準、35mmが広角(準標準)なんて話もある。
とはいえ私としては、35mmは標準レンズに含めたいと思う
35mmはいろいろとちょうどいい
1mくらいの距離で人を撮ると
ちょうど人と背景がいい具合のバランスで写る。
50mmだとちょっと窮屈になってしまう
(離れればいいのだが、離れられない場合もある)
大勢で遊ぶときや、動き回れない飲み会のときなどは
35mmを持ち出すことが多い
50mmだと、友達数人を写そうとするとかなりのけぞる必要があるのだ
なにはともあれ、悩んだらとりあえず35mm
そんな万能選手であると思う
■50mm
さて、ここまで35mmをベタ褒めしてしまうと
50mmの立場がなくなってしまうところではあるが
そこはやはり一般的に「標準」と呼ばれる焦点距離である
写真を探していて気づいたが、50mmでも飲みながら撮れるではないか
1mの距離で撮影するとちょっと窮屈、と言ったものの
それは撮りたい場合、である。
背景を程よくボカし、被写体を引き立たせたい場合
50mmの画角とボケ具合がベストであると思う
被写体を引き立たせたい場合、35mmではやや被写界深度が深い
90mmでは被写界深度が浅くなりすぎ、背景になにがあるか読み取れなくなる
(被写体を浮き上がらせるには有効)
ほどよく背景の状況を残しつつ、被写体を引き立たせる
そんな写真が撮れるのが50mmだと思う。
また、街中のスナップを撮るのにも50mmはバランスが良い
35mmだと少し写る範囲が広すぎて散漫になってしまうが
50mmだとちょうどよい
今日は街を撮ろうかな、という日は50mmを持ち出すことが多い。
結局、なんだかんだ35mmも50mmも万能なのである。
私としては屋内と屋外のバランスでその日のレンズを決めている気がする
(屋内多めなら35mm、屋外多めなら50mm)
そんなこんなで、標準編はこのくらいでおしまい。