続・父としてカメラを考える

baby

3ヶ月前にこんな記事を書いていた

つい先日、子供と二人で(子供はベビーカーに乗せて)近所の公園まで銀杏を撮りにいってきた。秋はリバーサルでしょ!とマキナ67に期限切れのE100Gを詰めて、モノクロはF2に85mmを装着、日付入写真用に縦横をカバンに放り込み、万全の体制で公園に向かった。

結果、子連れでマキナはやっぱきつい(というか子連れで複数台はやっぱきつい)

ベビーカーだから平気かなーとか思ったのだけれど、やはりマニュアル機でちゃんと撮ろうとすると両手が必要になるので、ベビーカーから手を離さなければならない。そのまま離すのは怖いので車輪ロックをかけて、となるとやっぱり面倒である。

そんなわけで、やはりAFコンパクト機であろう、と改めてお散歩カメラを考えてみた。

前回の記事で上げていたAF機は

GR1s
Kiss5

の2台であったが、やはり一眼は肩からぶら下げなければならず、肩から下ろして手に持って、構えて撮って、再び肩にかける、という動作をしようとすると片手ではどうもうまくいかないので、AFコンパクト機に限定することにした。我が家にあるAFコンパクトはこのくらい

GR1s
TC-1(嫁さんの)
Autoboy f XL
Autoboy LUNA
Lexio70
タテヨコ
natura classica

Selfie

この中で、naturaはカラーを詰めて撮りたい、TC-1は厳密にはAEでありフルオートじゃない、Lexioも撮った感じカラー向きの感じがした、LUNAはレンズがくらいので常用スナップには向かないといった理由で落としていくと、残るのは

GR1s
Autoboy f XL
タテヨコ

くらいになる。タテヨコはちょっとでかくてポケットに入らないので外すと、GRかAutoboyになるわけだが…実はひとつ、GRには長巻派のわたしには非常に困る機能がついているのである。

プリワインディング、といえばわかって頂ける人もいるかもしれない。通常のカメラがパトローネをフィルムから出しながら撮影し、最後に巻き戻すのに対し、プリワインディングとは最初に全部フィルムを引き出して、巻き戻しながら撮っていくというものである。こうすることで間違って裏蓋を開けてしまっても撮影済のフィルムはパトローネの中なので、ほぼすべての写真を救うことができる、というメリットがある(他にもメリットあるのかな?)

selfie 
 

しかし、長巻派のわたしにとってはこの機能がすこぶる調子が悪いのだ。

プリワインディングに関わらず、自動巻き戻しのカメラはフィルムを巻き上げたときに「抵抗があってもう巻き上げられない」ことを検知してフィルムの終わりを判断している。つまり、結構な力でフィルムを巻き上げているのである。長巻からパトローネに自分でフィルムを巻き取る際、パトローネの軸にはセロテープでフィルムを固定しているのだけれど、自動巻き戻しのカメラによってはフィルムの最後まで巻き上げたときのトルクでこのテープが取れてしまうのである。

通常のカメラであれば、36枚撮影した時点で強制巻き戻しボタンを押すことで、この「テープが取れる」減少は防ぐことができる。しかし、プリワインディングの場合はフィルムを詰めたと同時にフィルム終端まで巻き上げられてしまうので防ぐことができない。何度未露光フィルムをGRに詰めて、テープが外れて1本分のフィルムを無駄にしたことか…(暗室で救出すればなんとかできるのだけど、やらかしたときはまだその技術がなかった)

2020.2.18追記
これまでフイルムとパトローネの接続部をセロテープで留めていたのだけど、パーマセルを使うことでプリワインディングで引きちぎられることがほぼなくなったのでGRも候補に挙がって活躍している
追記ここまで

さて、長くなってしまったけれど、そんな理由もあってGRはちと長巻フィルムでは使いづらい。ということで、しばらくはお散歩モノクロ用のカメラはAutoboy f XLでいくことに決めた。

早速フィルムを詰めたので、明日の通勤から持ち出してみよう。(子連れじゃないけど通勤時にも手軽なカメラがあるとよいのである)

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