続続・父としてカメラを考える

tiny photographer

約2年前、こんな記事を書いていた

更にその3ヶ月前、こんな記事も書いていた

今回の記事は更にその続編である。

気がつけば子供も2歳になり、来年からは幼稚園に通い始めることになる。上の記事を書いたときはまだバブーでお出かけもベビーカーか抱っこ紐だったのに。今や一人で歩いて電車に乗ってお出かけができるくらいにはなった。なんなら私の与えたシンプルユース(ロモグラフィの詰め替えができる使い切りカメラ。詰め替えできるから使い切りじゃないけど)を持っていっちょ前に写真を撮ったりするまでに大きくなった。

さて、過去にも何度か子供と出かけるときのカメラで悩んでいたが、ここに来てまた悩んでいる。一人で歩くようになり、動きが早くなってくると写真を撮るのが大変なのである。スーパーアンギュロンとかでパンフォーカスにして撮る!なんて方法で撮れば問題ないのだけれど、いつも21mmなんてつけているわけにもいかないし(いかなくもないかも)やはりちょっと背景をボカして子供を引き立たせた写真なんかも撮りたいのが心情である(なんかカメラ詳しくないお父さんみたいなこと言ってる)

雨の日のお散歩

最近は頑張ってNikon F2を持ち出して撮っていたりするのだけど、これまた片手では撮れないので難儀してしまう。とするとやはりここはAF一眼という選択肢になってくるわけなのだけれど、ここでまた一つ問題が出てくる。

少し前にAF一眼はEOSで揃えるか!と意気込んでKiss7を手に入れ、RTを手に入れ、50mm f1.4や28mm f2.8のレンズを手に入れ、この当たりを揃えていけば万が一デジが必要になってもデジのEOSを買えば良いし、レンズもUSMでAF速いし最強!なんてことを考えていた。もちろんそれは間違っていないし、現在でもEOS Kissは家の中で常時フィルムを詰めて置いてあり、大活躍している。しかしやっぱりレンズ資産はないので、増強していくとなると買い足していかなければいけないというのがデメリットとなってしまっている。防湿庫もいっぱいだし…

そんなある日、祖父が買い揃えていたカメラを手放すので持っていけ、という話がやってきた。以前も祖父宅からカメラを引き上げてきたりしたのだけれど、まだ隠し持っていたらしい。どんなものが出てくるのやら…と思っていると、なんと大量のAF Nikkorが出てきたではないか。祖父がニコンを使っていたのは知っていたが(近い記憶だとD200を使っていた)「もう重いからあかん」といってミラーレスに切り替えていたので、てっきり手放したものだとばかり思っていた。

まだ全貌は明らかになっていないので内容については改めてご紹介しようと思うのだけれど、EOSで揃えようかと思っていたところが一転してしまうくらいのモノはありそうである。

カピバラさん

となると俄然ニコンのAF一眼を調べ始めるのが人の性というものであり…と言ってもF2を使っていることからご想像いただけるように、もともと一眼はニコン党なので過去にいくつかニコンのAF一眼は使ったことがある。代表的?なのはF5で上のカピバラさんは何も気にすることなくリバーサルフィルムで撮ったものだが、完璧な露出を決めてくるという最高のカメラだったと記憶している。(この写真は比較的露出は決めやすいが、真っ白な砂浜など自動露出が厳しそうなところでもバッチリだった)ただ一つ、でかくて重いことを除けば…

そのF5は友人に譲って今も活躍してくれているはず、いいカメラなのだがいかんせんちょっとデカくて重い。いやちょっとじゃないな結構デカくて重い。若かりし私は振り回していたが、流石に今はあれをぶら下げて子供連れてスナップとかちょっと厳しい。あと公園で子供と遊びながらF5なんか振り回してたらちょっと通報されちゃうかもしれない。

turn table 
 

F90Xなんてカメラもあった。これもいいカメラだった。F5より少し古い世代のカメラだったと思うけれど、普通に撮れるカメラである。しかしF5を知ってしまうとちょっと安っぽく感じてしまうもので…人間とは贅沢な生き物である。となるともう選択肢はF4かF6か、はたまたF100しか選択肢がなくなってくる。μなんかも小さくていいけれどちょっと大きな望遠レンズをつけるには頼りない部分があるところは否めない。

さて、久々にカメラに悩む日々、楽しいなあ…

2件のコメント

  1. 初めてコメントさせて戴きます。記事を拝見して気持ちが痛いほどわかります。我が子が幼稚園に入ったときにCanonD60がデビューしたと同時に購入。それ以前はCanonのフィルム一眼レフ使い、我が子を綺麗に、ここぞという一瞬を狙っていました。ただある程度大きくなるまではほとんどオートで撮り、マニュアル撮影なんでとても無理でした。
    今では二人とも就職して子供の写真を撮ることは無くなり、一眼レフのシステムを全て手放しバルナックライカに走っています。記事を拝見して20年以上前の事を思い出して、思わず投稿させて戴きました。あの頃は体力もあって重たいレンズを何本も持って走りも割っていたなあと懐かしく思います。
    今は父として買い集めたライカのオールドレンズ達を息子に継いでもらいたい、これが思いとなっています。

    1. 葉月様、コメントありがとうございます、わかっていただけて嬉しいです!
      産まれる前は「ライカ一本で…」なんて考えていたのですが、現実はそんなに甘くないですね(笑

      撮りたい写真を撮るためにどんな道具を使うべきか、日々アップデートが必要な毎日です(それも今だけの楽しみでしょうか)
      私は祖父が使っていたAFニッコールを大量に引き継いだので、そのレンズたちで子供(祖父から見たら曾孫ですね)を撮っていこうと思っています。

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