日付写し込み機能の不思議

後ろ姿

またまたEOS関連の記事。

先日ご紹介したCanonのEOS RTというカメラにはアクセサリとしてデートバックが存在する。これはEOS650/620/630と共通のもので、一般的なデートバック同様、年月日や時間を写し込むことができる裏蓋である。今日はこのクォーツデートバックEというアクセサリの不思議について。

以前記事にもした通り、フイルムカメラの日付写し込み機能は2019年まで、となっているものが多い。しかし、下記記事でリストにしたように2020年以降も日付を入れられる機種も一定数存在するのもこれまた事実である。

さて、このリストをじっくりとご覧になったというマニアックな方はそうそういらっしゃらないと思うが、実はCanonの欄を見ると不思議な現象が起きていることがわかる。いや、分かる人はだいぶマニアックな人だと思うが…

もったいぶっても仕方ないので説明すると、コンパクトカメラはいいとして、一眼レフの部分(上記記事だとリストの中でCanonが載っている部分の下の方)である。ご存知の通り、EOS Kiss 5以降のKissシリーズは2099年まで日付が対応している優等生である。それはいいとして、その次に記載されているのが今回取り上げたクォーツデートバックEなのである。これが2029年までという微妙な時期まで日付機能が対応している、というわけである。

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それだけ聞くとなんのこっちゃ?別に2029年まで対応しとったってええやんけ、となってしまうのだが、このデートバックが使えるカメラは冒頭で述べたとおりEOS 650や620といった、ごく初期のEOS達なのである。EOSはこの後にEOS 1000とか、3とか5とか7とか色々とニューモデルを発売しているわけだが、なんとこれらの機種はすべて日付機能が2019年まで、となっているのである(最終モデルのEOS 7sですら2019年まで)

と、言うことは、EOSシリーズで2019年を超えていけるカメラはKissの5以降と初期のEOS、後はクォーツデートバックEと同様2029年まで対応したデートバック(コマンドバックE1)が用意されていたEOS-1/1nおよび1n-RSだけ、ということになる。(E1がEOS-1vに使えるかどうかは未確認)

なぜこんな事になってしまったのか…家族の記録カラー写真用カメラをEOS Kissに統一したところに始まり、別のEOSにも興味を持ち始めて調べてみて初めて知った驚愕の事実だった(それまでそんなに興味がなかったので真面目に調べていなかった)EOSを買おうとしている方で日付機能を気にする方は、是非注意することをおすすめする。

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ちなみにこのクォーツデートバックE、日付機能は2029年までであるが、自由に設定した6ケタの数字を写し込むことができるため、手動で設定することを忘れなければ理論上壊れるまで日付を写し込むことが可能である。ミノルタのX-700用のデートバックとかもそうだったと記憶している。素晴らしいことである。

もう一点、このデートバックの良いところは、すこぶる手に入れやすいことにある。YオクでEOS 630を検索すると、8割方のカメラにこのデートバックが装着されている(作動品かどうかは不明だが、そうそう壊れるものでもないはず…液晶の液漏れはあるけど)そういった意味で、EOSで日付を入れたい方は是非詳細を調べてみていただければと思う。結構オススメである。あ、一つだけ注意点としては、RTでリアルタイムモード(シャッターラグ最小モード)では日付の写し込みがされないのは仕様のようであるので、日付を入れたい場合はAモードで撮影する必要があることだけ書き残しておく。

ちなみに、同じ650/620/630対応のテクニカルバックEというアクセサリも存在している。こちらは撮影データや30桁までの文字を写し込むことができるらしいのだが、残念ながらRTでは使用できないらしい…残念。

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