写ルンですを真面目に使う【前編】

Ikebukuro
先日アップした写ルンですの記事が好評?だったので、
調子に乗って写ルンですネタ再び。

前回の記事では「写ってないけど写ってる」「気楽に撮れるのがいい」みたいなことを言ったのだが
今回は「写ルンですをまじめに使う」ことを考えてみたいと思う。

写ルンです選び
in a train

まずは、写ルンですを買いに行く。
写るんですには、感度が400のものと1600のもの、さらにそれぞれに27枚撮と39枚撮がある。
(実際には防水モデルも存在するが…今回は省略)

どれを選ぶのか?今回は「しっかり写す」がテーマであるから
粒状性などの観点で有利である400のもの(シンプルエース)を選ぶことにする。
枚数は好きな方を選べばいい。私は39枚撮を選ぶ。

写ルンですの仕様
Ikebukuro

御存知の通り、写ルンですはフラッシュのON/OFFくらいしか
自分で設定できる項目がない。ピント、絞り、シャッター速度全て固定なのである。

これを使って「しっかり撮る」には、カメラの設定に状況を合わせる必要がある。
フジのサイトを見ると、写ルンですの仕様が載っていた。
焦点距離は32mm、絞りはf10、シャッター速度は1/140らしい。
(ちなみにISO1600のHi Speedは32mm,f14,1/200だった。違うんだね)

また、ピントは1m~無限遠で合うようになっている。

撮影に適した環境
天井 その2

写ルンですの仕様がわかったところで、撮影に適した環境を考えてみる。
先に述べたように、写ルンです(シンプルエース)の仕様はISO400,f10,1/140である。

まずは露出を考える。考えやすいようにISO400,f11,1/125として考えてしまおう
私の経験上、晴れた日の日向の露出はf11で1/感度が適正になる。
(f16という説もあるが、ここではf11とする)

ISO400でf11なので晴れた日の日向でのシャッター速度は1/400が適正くらいだろうか。
対して写ルンですの仕様は、1/125(読替値)となっている。
と、いうことは約2段分露出多めの設定になっていることになる。
2段分というと明るい曇くらいか…?

つまり、写ルンですは晴れた日の屋外で、人を撮るときに顔が多少影になっていても
潰れて写らないということがないような設定になっているのではないか、と考えられる。

また、ネガフィルムは露出オーバーには寛容であるので、晴れた日の日向で撮ったとしても
2段オーバーくらいであれば許容範囲内になるので、問題はないということだろう。
と、いうことで写るんですを適正露出で使うのであれば、
明るい曇の日の屋外がベストということになる。

何を撮るか?

何を撮ってもいいわけであるが、やはりポートレイトを撮ることにする
明るい曇の日に屋外でポートレイト…そんな上手い状況に巡り会えるだろうか?
誰か撮らせて。
後編へ続く。

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