6月のある日曜日、この日は出かけずに家で娘と遊んでいようと思っていたのだけれど、なかなか会えない、会いたい人に会えそうだということで家を飛び出した。目的地は原宿、若者の街である。
原宿はいつ何度歩いても楽しいのでよく足を運んではせっせと写真を撮っているわけだが、今回の目的地はあまり足を運ばないエリアにある。具体的に言うと、キャットストリートの裏の道をもう少し入ったところである。
原宿は被写体がたくさん
原宿の面白いところは、被写体がそこらじゅうにある…ということである。奇抜なファッションの方がたくさん歩いている、というのもあるが、店先においてあるディスプレイや素敵な店構えのお店など、街撮り好きな私の興味をソソるものがたくさんある。もちろん、こういった場所でポートレイトなんか撮るのも好きである。カラーで撮ると背景がごちゃごちゃしてしまうこともあるが、モノクロだとそのへんあまり心配しなくていい(全くないわけではないが)
道端に咲く小さな紫陽花たち
紫陽花はそこらへんに咲いてるヤツらが一番ステキ、という持論を持っている。紫陽花の名所に行かずとも、意外と家の近くなんかにも咲いているものである。ちなみに冒頭の写真は家から徒歩5分の場所で撮影した紫陽花である。一面に咲く紫陽花!というのも壮観でいいのだけれど、特にモノクロだと何撮ってるかわかんなくなるので、近所の紫陽花をクローズアップして撮るほうが楽しいのである。
ハッとしたら撮る
ハッとしてしまったので撮った。
目的地に到着
キャットストリートからもう少しあるいたところで目的地に到着。このお店で川島小鳥さん、小橋陽介さんの作品集「飛びます」の作品展が行われていたのである。実はこの展示、大阪や熱海でも開催されており、気になっていたのだが…まさか東京でやってるなんて知らなかった(小鳥さんのTwitterはフォローしているはずなのだが…おかしいな)ナカノさん情報ありがとうございます。
小鳥さんとご対面!
そしてこの日は展示最終日、小鳥さんも在廊されるということで家を飛び出してきたというわけである。小鳥さんはずーっと前に一度、明星の発売イベントでのトークショーにお邪魔した際(※)にお会いしたきり(といってもその時は写真集にサインを貰っただけであまりお話できなかった)だったので、今でもフィルムで撮り続けている貴重な写真家さんということでお話してみたかったのである。
※その時のことを記事にしていた
写真展を見る刺激、写真家と喋る刺激
「飛びます」は写真だけでなく、イラストレーションと組み合わせた作品となっている(ただし、編集はすべて小鳥さんが実施しているため、小鳥ワールド全開である)が、やはりこういった作品展を見ることはとっても刺激になる。さらにそれを作った作家さん(小鳥さんだけでなく、小橋さんもいらっしゃったのでお話することができた。贅沢!)とお話することで、たくさん写真撮るぞー!という気持ちになる。単純であるが、そういうのって大事だなと思う。アウトプットするためにはインプットもしなきゃね。
撮って飲んで帰る
先程の写真でおわかりいただけたかと思うが、小鳥さんは金麦を飲みながら在廊されていた。羨ましい!ということで(だから、というわけではないけれど)近くにあったビアバーで1杯だけビールを飲んで帰ることにした。明るいうちから飲んで、ほろ酔いでスナップしながら歩くのもまた気持ちが良いものである。
さて、そんなわけで原宿さんぽはおしまい。またそのうち飲み歩き撮り歩きに来るだろう。ビール好きの方、ご一緒しましょう。原宿はビアバーの宝庫です!