ライカにはもっぱらモノクロフィルムを詰めている。ライカだからというよりは、私が基本モノクロの人だからであって、あと2台くらいMライカを持っていればカラーを詰めたボディも出てくると思う(非現実的)
とはいえライカでモノクロという人は多いけれど、実際ライカでカラーはどうなのか?数少ない過去の写真をひっくり返して見てみることにする。ちなみに冒頭の写真はスーパーアンギュロンで横浜を撮ったときのものである。特徴である程よい周辺減光とスッキリした描写が素晴らしい。カラーもいいね。
なんて調べてみたら、過去にもこんなこと書いていた。
前者はズマール、後者はズミクロンであるが、どちらもいい仕事をしているように見える。自家製スキャンなので色の出方なんかはあまり忠実ではないかもしれないが…
みんなびっくりエルマーの35mm
我が家で一番のおじいちゃんレンズなのだけどカラーネガで撮ってもこの鮮やかさには驚いた。以前デジライカを使っている人にお貸ししたことがあったのだけれど、色の鮮やかさに驚いていた。普段カラーで撮ってる人がそういうのだからそうなのだろう。
青空もスッキリ写る
同じくエルマーの35mm(先の写真と同じ日だろう)これも青空がスッキリいい感じに写っている。毎度のことだけど結局写真やさんの腕なんじゃないだろうかと思う(たぶんそう)好みの写真やさんを選ぶって大切なことである。
ちなみにこの写真を撮ったのは2年前。写っている彼女も今ではおかーちゃんである(そして私はおとーちゃんである。びっくりだ)
新し目のレンズはどうなのか?
新しめ、といっても1980年代だから十分古いのだけれど、戦前のレンズに比べればだいぶ新しい、この写真はみんな大好き球面ズミルックスである。ズミルックスは50mmも含めてカラーでとってもトーンの豊かさなのか非常に色の出方が美しく、カラーでも十二分に使える!と思った。開放の滲みもカラーだとそこまで癖を感じなくなるし(モノクロだと癖が強すぎて使えない。色情報が乗っかることで少し鈍されるのだろうか?)なるほど人気のわけである。手にれられてよかった(もう買えない)
記念写真にもバッチリ
懐かしい写真が出てきたので載せてみる。ポートレイト撮影をお願いしておきながら飲んでた日(ちゃんと撮りました)デートカメラマンなんて言葉があるけど自分はビールカメラマンかもしれない(いや、間違いなくそうだ)不真面目だと怒られるので気をつけます。
カラーなら滲みも気にならない…?
気にならない、は嘘かもしれないがモノクロよりはマシじゃないかなというのが個人的な感想。これ、確か球面ズミルックス開放で撮ったもの。上の方見るとだいぶ流れてるし滲んでいる。こういうの好きな人にはたまらないんだろうなぁ…(反対意見多いかと思いますが、私はズミルックスは絞って使う派である)
そんなわけで、ライカでカラーも良い!というお話であった。モノクロで感じさせられるトーンの豊かさなんかはカラーでも生かされているし、ズミルックスあたりのボケの綺麗さなんかもしっかりと生きてくるのでライカでカラーもいいと思う!(自分はほとんどモノクロしか使いませんが、それはスタイルの問題)
ライカで悩んでいる人の参考になれば。
こんばんは。
エルマーの青綺麗ですね!
モノクロをカラーにしてこういう発見があるから面白いです。
カラーの滲み大好きですがやはり場所を選びますね。
竹やぶ良いですね!
私は、まだズマールで試行錯誤している日々で、モノクロフィルムは勿体無くて使えないので安物カラーを使用して撮っています。
もみじをグルグルにしたり、田んぼを滲ませたりして一人ニヤニヤしていますが
夕闇と日の出前の薄明かりの写りがマミヤさん以上に凄い時があるのがズマールは面白いです!
余裕のある時にモノクロフィルムも買い漁って色々実験してみます!
こんにちわ
カラーは補正次第でどうにでもなるとは言いますが、
それでもネガに情報がなければ引き出すことはできませんから…
レンズの能力も手伝ってのこの青だろうと思っています。戦前レンズなのにすごい…!
滲みは場所を選びますね。夜景なんかで使うとえらいことになりますから…
ライカのレンズは光線状態が絶妙なところで真価を発揮するようなきがします。
いや光線状態が絶妙だとどんなレンズでも素敵な写真になるかもしれませんが…
絶妙な光線状態をしっかり捉えてくれる、そんな気がしています。