全天候型カメラ | Fujifilm Workrecord

night touring

現場監督、と言われれば少しフイルムカメラに関わったことがある方なら聞いたことがあるかもしれない。その名の通り、もともと工事現場等での記録用に使われていたカメラであるが、近年では小柄な女子が肩から下げてスナップを撮るのに使われていたりして、開発者の方はさぞ驚かれていることだろう。

私も前々から現場監督は気になっているもののなかなかご縁が無く、そんなときに出会ったのがこのWorkrecordであった。現場監督の富士フィルム版であり、防塵防水耐衝撃という正真正銘「働くカメラ」である。気になって手に入れたものの、防水とはいえ古いカメラなので水に浸けるのは気が引けるし、かといって大雨の中で撮るかといわれるとなかなかそんな機会もない(というか雨でもライカ持ち出しちゃう)

big sight

そんなわけでお蔵入りしていたのだけれど、このたびカブを手に入れたことで急に出番が来たのである。信号待ちでちょっといい風景があったら写真撮りたくなるのが写真好きの性であるわけで、かといってその間にライカやMF一眼を出すわけにもいかない、手元においておくにしても突然雨とか降ってくるのは心配、なによりグローブしていて操作しづらい…と思ったときに、その全てに答えてくれるのがこのカメラだったというわけである。

それを口実に現場監督買ってやろうかと悪魔は囁いたけれど、せっかくWorkrecordがあるので使ってあげよう、ということでモノクロを24枚撮で詰めてしばらく手元のバッグに入れておくことにした。信号待ちなどでふとしたときにシャッターを切る、そんなとり方をするのがとても楽しい。28mmだから画角も適当でだいたい写るし。

straight

しかし、このカメラに限らないのだけどなぜかツーリング先ではカラーで撮りたくなる傾向にあるようで、悪くないのだけどしっくりこないように感じているので、今詰めているモノクロが終わったらカラーを詰めてみようかと思う。

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