Nikon F2 / Nikkor-H Auto 50mm f2 / Kodak 400TX
今回はF一桁、手始めにF2の話でも。
F2はNikonのFの後継機として造られた一眼レフであり、Fの欠点がいろいろと改良され、最強の機械式一眼レフと言われたりもしてる、らしい。(この次のモデル、F3からは電子シャッターになる)今日はそんなF2の話。
ちなみに冒頭の写真だとフォトミックファインダーになっているが、この写真を撮った後でアイレベルファインダーを入手し最近ではアイレベルファインダーを常用している。
フォトミックファインダーとは露出計の内蔵されたファインダーであり、アイレベルファインダーとは露出計の内蔵されていない、ただのファインダーである。Fとは違い、ボディ側に電池室が内蔵され、フォトミック装着前提で設計されているであろうF2に、なぜアイレベルファインダーなのか?答えは単純、「かっこいいから」である
決して、フォトミックファインダーが格好悪いと言っているわけではない。あの無骨な感じも好きである。ただ、アイレベルはかっこいいのだ、ホントにホント。
このカメラのいいところ、それはもう全てである。さすがは当時のプロ用機材とはいったところ。視野率は100%だし、電池なくても動くし、シャッター速度も1/2000まであるし、ファインダーは明るくて綺麗だし(私のF2は小改造してF4のファインダーを入れているので、尚更)
思った通りの写真を撮るという点では、最強である。Nikkorのレンズも優秀で、よく写る。ライカレンズなんかと比べて、レンズも非常に手軽な価格で手に入る。(とはいえ、まだライカとの違いは厳密に理解していない。ライカに比べるとコントラスト強めという話を聞くが…)また、さすがに質感も良い。
F2の前にはFM3aを使っていたのだが、FM3aがチープに思えてしまう質感の高さである。(FM3aも、決して安っぽいカメラではない。非常にいいカメラである)使えるレンズが幅広い、というのもまた良いライカには負けるかもしれないが、絞り環の無いGタイプ以外であれば全てのFマウントレンズが使える。私は専らAi以前のオールドニッコールを好んで使っているのだが、これがまた似合うのである
昔の写真をたどっていたら自撮写真があった。これがアイレベルファインダー装着状態である。かっこよかろう。場所がトイレというのは、気にしないでいただきたい。やたら光がよかったもので撮ってしまったのである。
長々と書いてしまったが、つまりF2はいいカメラなのである。それに関しては、自信を持って言える。ライカがメイン機として定着したとしてもこのカメラを手放すことはないであろう。
2019.1.22追記:ほぼライカになった今も所有している!
因みに、「その1」としたのは、我が家にはもう一台F5という一桁機があるからである。それについてはまた改めてお話しようと思う。今日はこれくらいにしておこう!