Leica IIIa / Elmar 5cm f3.5 / Kodak 400TX
”アラジン”と名付けられた魔法の箱のことをご存知だろうか?知らない?では、ポラロイドカメラはご存知だろうか?これなら、ほとんどの人が聞いたことくらいはあるのではなかろうか。今日はそんな、魔法の箱のお話
Polaroid SX-70 / IMPOSSIBLE PX70 Color Protection
この「アラジンという名の魔法の箱」とは、いわゆる「ポラロイドカメラ」(シャッターを押すと写真を撮って、モーターによりフィルムが自動で排出されてくるタイプ)の元祖である。なーんて偉そうなことを言っているものの、私はポラロイド時代のポラロイドを知らない。
と、いうのもポラロイド社は既にポラロイドフィルムの生産を終了しているのである。一時期はフィルムがなくなり、魔法がとけてしまっていたのだが、IMPOSSIBLE社というメーカーが代替フィルムの生産を開始し、アラジンは再び魔法を手に入れることができたのだ。
Polaroid SX-70 / IMPOSSIBLE PX70 Silver Shade Cool
とはいえ、昔のポラフィルムを知っている人からすると、現代のフィルムは性能が低く、扱いづらいものであるとのことである。(薬品や設備の問題で、当時のフィルムそのままを再現できないらしい)
デジカメを利用している人からすれば「画面ですぐに見られるから別にいいし」という人も多いであろう。ごもっともの話である。それでも、ポラロイドカメラが好きで使っている人は多い。私もその中の一人である。
ポラロイドの魅力はなんなのか?今回は、その辺を私の主観で語ってみようと思う。
Polaroid SX-70 / IMPOSSIBLE PX70 Color Protection
■なんかかっこいい・かわいい
カメラの佇まい、特に初代のSX-70は女の子にモテモテである。ずるい。フォールディングタイプと呼ばれる折りたたみが可能なSX-70は「トランスフォーム」が好きな男の子にもモテモテである。AFソナーの動きなど、たまらない人にはたまらない(私はたまらないタイプ)なんかかっこいい、なんかかわいい、写る写真には関係ないけれど、重要だと思う。
■すぐ見られる
私はフィルムカメラユーザーである。ということは、相変わらず写真をすぐに見ることができない。昔のポラフィルムに比べ、現像時間が長くなった(カラーで約30分)とは言え、撮って歩いて、入ったカフェで写真を見ることができるのはこの上ない魅力である
■その場で人にあげられる
デジタル機器全盛のこの時代、「スマホで撮ってその場でシェア」なんてことができるので、これまた「デジでいいじゃん」というご意見もあるであろう。ごもっともである。しかし、ポラの魅力は写真という「モノ」をプレゼントできる、というところである。無形の「データ」ではなく、「写真」というモノには、やっぱり何か魅力があると、私はそう考えている。2枚撮って、1枚差し上げる。そんな撮り方も好きである
Polaroid SX-70 / IMPOSSIBLE PX70 Color Protection
■写真のサイズがほどよい
「ほどよい」なんて表現、この上なく主観的であるが、同じインスタントカメラである「チェキ」と比べ、大きさが程よいのである。チェキではちょっと小さい、ポラだとちょうどよい。チェキワイドなんてのもあるね、あれは使ってみたいところ。
■思い通りに写らない
これを言うと怒られるかもしれないが、今のフィルムは綺麗に写らない。思った通りにもなかなか写らない。自分で操作できるのも、ピント操作と露出補正(しかも超ファジー)くらいである。だからこそ、想像以上に素敵な写真が偶然撮れたときの感動や、自分のカメラの癖を読み取って思い通り撮れた時の嬉しさがあるのだと思っている。まだまだ挙げ始めたらきりがない気もするが、今日はこのくらいにしておくことにする。
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うわー欲しい!
バルナックで落ち着いたカメラ欲求が、ポラロイドを見るとよみがえる~
チェキは何か違うなぁと思うんよ。
求める写りの曖昧感がポラロイドはほんといい感じ!
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>harureiさん
まいどどーも!
ポラの世界へいらっしゃいませ~☆
ブレてもボケてもなんとなく雰囲気のいい写真になる。
自己表現はどこにあるんだ!?と怒られるかもしれませんが
このファジーな感じ、楽しいですよぉ~
是非是非、時々体験ワークショップとかも開催されているので
参加して触ってみてくださーい☆