ライカに限らず、レンジファインダーのカメラは接写が苦手である。
だいたいの古いレンズ(50mm)では最短撮影距離が1m、
新しいものでも70cmまでしか寄れないものがほとんどである。
一般的な一眼レフの50mmレンズが45cmくらいまで寄れることを考えると
えらい寄れない。テーブルフォトなんてもってのほか、である。
撮れないものは撮らない主義なので、不自由していたわけではないのだけれど
ひょんなことから、接写リングというものを譲っていただくことができたので
接写を楽しんでみた。
※接写といってもあくまで「レンジファインダーとして」であって
いわゆるマクロ撮影とは程遠い撮影距離である。最短50cmくらい。
この接写リング、沈胴のズミクロンかMエルマー(50)を装着することで
ピントの合う範囲が45cm~1mになる、という代物である。
たかだか45cmまで寄れるようになるだけなのだけれど
普段1mが限界なレンジファインダー使いとしては感動的なのである。
このアクセサリ、相性というものがあるようで
合うレンズでないとピントがこないということなのだけれど
私の持っているレンズで試したところ、問題なさそうであったので
ラッキーだったのか…
(何本も買ったけど一度もピントが来ない…という方もいるようである)
これがあれば、ビールの写真も撮り放題!?