※2020.2.6 追記あり
フイルムの管理というのは、面倒なものである。最近、harureiさんがテント暗室を実用化して手焼きプリントを始めた際、ネガの整理が大切だということを実感されたとおっしゃっているのを聞き、自分なりの管理手法を語ってみることにする。個人的には結構いいと思うので(面倒だけど)参考になれば。。。
1.現像する
これはまぁ、言うまでもなく。管理というものではありませんな。
2.スキャナでデータ化する
我が家にはフイルムスキャナがあるので、現像が終わったネガはこれを使ってデータ化を実施している。もちろん、ここまではお店でやってもらってもいい。
フイルムスキャナが故障してしまったので、最近ではデジカメ(X-E1)を使ってデジタルデュープという方法でネガをデータ化している。(2020.2.6追記)
3.撮影(取り込み)年月日がわかるように管理する
ファイル名を統一する、フォルダで分ける、など、、、方法はなんでも構わないが、そのデータがいつ頃撮影されたものなのかわかるようにHDD上で保管をする。私の場合はMacのApertureという管理&編集ソフト(もう開発終了してしまった)を用いてネガごとにプロジェクトを分けて管理を行っている。
4.Flickrにアップロードし、アルバムで分ける
私は全データをFlickrにアップロードしている。バックアップの意味もあるし、こうしておくことで、ネットワークが繋がっていれば外出先からでも全データを閲覧することができる。
また、アップロードしたファイルを年月くらいの単位でアルバム分けしておく。これで写真の検索性が上がる(撮影枚数があまり多くない人は年単位でいいと思う)さらに撮影したカメラ、フィルム、レンズなどなどの情報をタグとして付与しておくと、さらに検索性があがる。
5.ネガファイルに入れる
自分で現像すると、スリーブに入れなければいけないので、ファイルに綴じられる(穴の空いた)スリーブに入れる。そうすることで、まとめておくことができるのである。私は時系列でスリーブを並べ、ファイルがいっぱいになったら背表紙に時期(何年の何月~何月、といったような)を記入して保管している。こうすればいつ頃のネガが入ったファイルか一目瞭然である。
ちなみにスリーブはペルガミン紙のものを使っている。(下のAmazonリンクは別のものだが、ペルガミン紙のものは手に入れづらいのでお手軽なものをご紹介する)
6.スリーブに撮影日時を書いたシールを貼るor書く
写真の検索性はデータで行うのが効率がよい。と、いうわけで「あの写真のネガがほしい!」と思った時に一番効率よく見つけるために、データとスリーブ間で追跡性を取る。こうすることで、写真を探したいときには
・時期、撮影データなど記憶から辿って、Flickr上で写真を探す
・その写真の撮影年月日から、ネガシートを探す
といった感じで、ストレス無く写真のネガを探しだすことができるのである。また、外出先からでも自分の写真を全て閲覧できること、さらに写真が3媒体(フィルム、HDD、Flickrサーバ)で保管されているので消失するリスクが極めて低いこと、などのメリットもある。唯一、結構めんどくさい…それだけが難点である。私の場合は下記のシールに日付と番号を書いてスリーブに貼るようにしている。
面倒なことよくやるねえ、と笑っていただいても結構である、事実よくやってると思う。でもきっといつか楽できる時がある…はず…
私のFlickrアカウントはこちら。
アルバムの分け方など、参考になれば幸いである。
わしはスキャンしてdropboxに入れて日付ごとにわりと管理していたのだけど、ネガはダンボールにポイポイしていたんよね・・・
それが今は大後悔時代。
プリントしたいネガがどこにあるのか全くわからない。見つけても埃まみれ(^-^;
KJさを見習って、しっかりスリーブに入れていこうと思う!
>haruさん
そーなんです、焼き始めるとネガ整理の大切さを感じますよね(笑)
うちのよめさんも暗室で焼いてから、せこせことネガの整理を始めましたよ(笑)