Elmar 35mm f3.5の魅力

Bicycle

こんなことを書いたので、引き続き35mmについても語ってみる。
50mmと並んでElmar35mmはとても好きなレンズの一つであり
SummiluxもSummicronも持っているけど手放したくない
そんなレンズである

ボケの絶妙さによる独特の空気感

冒頭の写真は過去の記事でも載せていたものだけれど
はじめてこのエルマーを使って、おおっと思った写真である。

場所は銀座の歩行者天国、道端に停めてあった自転車を撮ったもの
なんともいえない色気のある空気感にとても魅力を感じたのである。

昔、ライカはあまり広角レンズを設計するのがが得意ではなかったそうな
そのせいなのかボケも綺麗とは言えない、悪く言えば微妙、よく言えば絶妙な
ぐるぐるボケまではいかないものの、若干回っている感がある

そのボケ方がこの独特の雰囲気を醸し出しているのだろうか

Bicycle

ちなみに同日同時刻にSummaron 35mm f3.5(L)で撮ったものがこちら
こちらのほうがややしっかりと写っている感がある…けど
こっちもいいな(改めて見るとやはりSummaronも良い)

そうはいってもエルマー

Tamagawa

とはいうものの、常にボケがぐるぐるして独特の写りかというと
もちろんそこはエルマー、多少絞ればとても良く写る。
いや絞らなくても条件次第でよく写る
(逆に冒頭の写真のような描写になる方が稀)

サイズも50mmエルマーよりもコンパクトで軽量である
(50mmエルマーを沈胴させたときくらいのサイズ)

バルナックライカにElmar35mm、ミニファインダーをつければ
最強のスナップカメラになると思っている。
日中で絞ってしまえばパンフォーカスで撮れるし。

そしてエルマーらしく、コントラストの高そうな場面でも
しっかり柔らかく写してくれる。

暗くても結構撮れる

Shinjuku Night

エルマー50mmの話のときもお話したが、夜にf3.5でも意外と撮れる
上の写真はISO200のフィルムで撮影した夜の風景である
手前の木なんて黒く潰れるかと思ったけど意外と写っててびっくり。

しかもこちらは35mm、手ブレにも寛容になっているはずである
夜の撮影がメインになるような日はちょっと厳しいかもしれないが
昼から撮ってて、暗くなったら撮れない!なんてことにはならないだろう

カラーフィルムとの相性

Blue Sky

もともと私はモノクロの人間なので、ほとんどカラーは使わない
ましてやライカにカラーを詰めるなんてことはほとんどない。

しかしある時友人にこのElmar35mmをお貸しする機会があり(彼はデジライカ)
使ってもらっていると、「色がすごい!」とおっしゃっていたので
カラーで使った写真を引っ張り出してみた。

確かに鮮やかである。戦前(私の玉は1933年製)でノーコーティングとは思えない
もちろん、カラーネガなのでスキャン時に調整は可能であるが
いつもお願いしている写真やさんは私の好みを知っているので
余計な彩度UP処理はしていないはずである

Sakura Road

リバーサルの写真も載せておく。
しかしこれもフィルムがVelviaということで参考にならないかもしれない…

魅力の詰まったレンズだということがおわかりいただけただろうか
そんなわけで、f2.0もf1.4も持っていたとしても手放せないのである…

 

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