すっかりライカの沼にハマってしまっている。
お高いレンズには手を出していないものの…
手元にはエルマー、ズマール、ズミクロン。
今度、旅行に行くにあたって、35mmのレンズが欲しいなあ、とか
物欲はないし、とか思いながら銀座の◯モン社を覗いてみたり
そんなことをしているうちに、エルマーの35mmという選択肢が浮上。
幸運にも譲っていただけるというお話を頂いたので
「そろそろ誕生日だし、セルフ誕プレとかありなんじゃん?」という、
理解がありすぎて時々怖い嫁さんの一言がトドメとなり、手に入れた。
シリアルナンバーを見ると、1933年生産のノンコートエルマーである。
なんと御年82歳!
まずは使ってみた感想としては、いやぁまぁよく写る。
もちろん、最近は判断基準がオールドレンズなので
最新のレンズとくらべてどうこうといったようなナンセンスは話はしない(できない)
しかし、開放でもピントのあったところは、持っているズミクロンにも
負けない解像度であると思うし、意外と逆光にも強そうである
(フードもセットで譲って頂いたので、撮影時はフードを着用している)
オールドレンズらしくやわらかく写るが、解像度は必要十分である。
ますますオールドレンズの魅力にハマってしまいそうだ。
印画紙に焼いたら、一段と引き立つだろう(焼きたい!)
開放f3.5と暗めではあるが、室内でも十分撮れる。
いかんせん古いレンズであるから、状況によってはボケがぐるぐるしたり、
ということもあるかもしれないが、それもまた魅力の一つである。
82歳のおばあちゃんレンズ(なんとなく、女性な気がする)は
想像を超える実力派であった。
35mmレンズ使いはじめると、M2とかが欲しくなる…
が、今はカメラを買うならレンズに投資したいところである。
もうしばらくは機材増やさないけど!(2ヶ月くらい前にも同じことを言っていたような…