パノラマに切り替えられるフィルムカメラが一世を風靡した時代、コンパクトカメラから本格的な一眼レフカメラまで、Pという文字のついた切り替えレバーがついたカメラがたくさん発売された。
その中でも特殊な存在、パノラマ「しか」撮れないカメラがこのMinolta P’sである。男は黙ってパノラマのみ！ということで、24mmのレンズを装備し、大胆に35mmフィルムの上下をマスクしたカメラなのだ。
パノラマ専用なんて、あとにも先にもこれ一台。まぁ、同じ35mmフィルム使うなら切り替えられたほうが便利だし…というのは間違いないと思うが、あえてそれを捨てることで見えてくるもの、撮れる写真もあるのではないかと考えている。
冗談みたいなカメラだが性能は妥協されていない、これがまた綺麗に写るのだ。御託はともかくとして、どんな写真が撮れるのか、撮った写真だけ並べみようと思う。
どうですか？ちょっと欲しくなった？
