明るいロッコールの35mm | MC W.Rokkor-HH 35mm f1.8

wheel

このレンズについて語っていなかったような気がするので改めて記事にしてみることにする。我が家の主戦力カメラのひとつに、ミノルタのX-700がある。個人的にはあまり好まない電子シャッター機ではあるが、ライカが認めたロッコールレンズにハッセルも認めたアキュートマットのファインダー、そしてなにより2099年まで対応したデータバックがあるということで、日々の記録に大いに活躍してくれている。

そんなわけでロッコールレンズもある程度充実させていきたいなと考えて探していたときに存在を知ったのがきっかけで欲しくなったのがこのレンズである。

TOKYO

35mmのf1.4というと、ズミルックスにはじまり(その前からキヤノンが35mm f1.5というのも出してるけど。これも欲しいレンズなのだけどまたいずれ)明るい35mmということで人気のレンズと言えるのではないだろうか(このレンズはf1.8だけど)。ロッコールでも35mmはf1.8の他にもf2.8のものが存在し、これは安いし軽いしコンパクトだし完璧である。それでも敢えて1.8を選ぶと理由というのは聞かないでいただきたい(これを読んでくださっているみなさんなら語るまでもないだろう)

ちなみにこの35mm f1.8というレンズは大きく2つのモデルが存在する。厳密には外装の変更などでもう少しバリエーションはあるようだが、大きくMC系とMD系の2種類である、と認識している。MDになるときに大幅にレンズ設計を見直され、軽量コンパクトになっている。現物を見たことは無いのだけれど、35mm f2.8のものと同程度の大きさ重さなのではないだろうか?

かえりみち

相場としてはどちらも同じくらいだと思うので、完全に好みで選べばいいと思うのだけれど、私は「MDは前玉小さくなるので大きいMCのほうが良さそう」なんていう安易な理由でMCに手を出した。結果、ちょっぴり後悔している…写りに関してはなんの不満もないのだけれど、やはりMCのこのレンズはでかくて重い。ボディが軽量で持ち出しやすいX-700につけるのは非常にアンバランス感が生まれてしまうのである。もし性能が多少落ちていたとしても、軽量で振り回せるMDのほうが良かったのではないか…(実際、うっすらと買い替えも検討している。良いものがあれば…)それに、時代が進化しているのだから同程度の性能でコンパクト化できている可能性だって十二分にある。

とはいえ上でも述べたとおり、写りに関して不満はない。開放では暴れるけれど、少し絞ってあげれば問題ない。絞るなら最初からf2.8でいいんじゃないかって…?それは言わないお約束である。

日本酒女子

AE搭載でラフに使えるX-700と35mm f1.8の相性は良いと思う(物理的なことを除けば)スナップ的にも使えるし、家族の記録写真を残していくにも35mmという画角はちょうどよいし、いざとなればf1.8で撮れるというのは家の中で撮ることが多いと心強いものである。

そんなわけで今回はロッコールの35mm f1.8をご紹介した。そのうちMDのレンズ紹介を始めたら察していただければと思う。

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