フィルム自家現像のススメ 後編

Go ahead
前編はこちら

前編では、自家現像による現像代の節約と、現像待ち時間の短縮というメリットについて述べた。後編では、条件のコントロールについてお話したいと思う。

とは言っても、細かい話をされても読む気が起きないと思うので、さわりだけ。(※細かい話をできる知識がないとも言う)尚、ここで書く内容はほとんどネットサーフィンで手に入れた知識であり、自ら実践・実験して得られた知識はあまりない。。。やりたいとは思っているのだけど。しかし、何をしようと思ってもネットで何でも調べられる、便利な世の中である。

↓↑

条件をコントロールして好みのネガを作る

これが、自家現像の醍醐味である。実際には、これに加えてプリントまでやって初めて、「自分の写真」になるわけであるが…(諸説あります)現像は化学反応であるので、条件が変われば結果が変わる。

「条件」を変化させて「結果」を変える、ということを利用して、「自分のネガ」を作成することができるようになる、はずである(自分もまだ模索中)現像における大まかな「条件」というと…
・現像液の種類
・現像するときの温度
・現像する時間の長さ
・現像するときに撹拌頻度
あたりであろうか。

現像の「結果」(ネガ)の状態は
・コントラスト
・粒子感
くらいかな…そのくらいしか思いつかない。
難しいことは割愛するが(説明できるほどわかってない)これらの「条件」を変化させることで「結果」をコントロールするわけである。たとえば、ハイコントラストで粒子感バリバリの写真にしたいとか、軟調でグラデーションの美しい写真にしたいとか、それによって、現像の条件を変えることも可能になるわけである(お店にお願いすると、基本的には同じ条件でしかやってもらえない。増感減感くらいはできるけど)

尚、当然のことながら上記のように「こんな写真にしたい」というものを実現させるには、現像だけをコントロールすればよいわけではない。

Strong wind

撮影時に完成したプリントまでイメージする

最終的な写真をイメージして、
・そうするためにはどんな風にプリントをするか
・そのプリントをするためにはどんなネガを作ればいいか
・ネガを作るためにはどんな現像をすればいいか
・その現象をするためにはどんな風に撮影すればいいか
といったところまでを考えることで、理想の写真に近づけることができるのだと思う。つまり、シャッターを押す瞬間に写真を焼いているところまで想像している…ということである。

そんなことができたら、楽しそうだとは思わないだろうか?(実際にはその場で考えていてはシャッターチャンスを逃してしまうわけであるが…)これを読んで「楽しそう!」と思ってしまった人は是非、レンタル暗室などに行くことをオススメする。プリント、現像を知ることで、より写真が楽しくなる…と、思う(少なくとも自分は楽しくなった。写真につぎ込む時間とお金も増えたけど…)

※2019.5.28追記
最近ではかなり自分の条件が固まってきている。フィルム・露光・現像条件などはほぼ一定で撮影、処理をしている。これで結構「自分の写真」になってるんじゃないかなあと思う。撮ってるものもそうだけど、トーンの調子とか。逆に固まってしまったが故に変わったことをやろうとするときにストレスになるという弊害もあるのだけれど…

おしまい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。