natura classicaというカメラがある。FUJIFILMが作った、最後の普及用フィルムコンパクトカメラである(だと思っている)クラッセもあるけど、あれは高級コンパクトだと思うので、ちょっぴりジャンルが違う。
このカメラ、製造終了してからエライ人気がでて今では価格が高騰している。小さい、軽い、普通に写る、という3拍子の揃った銘機であり、naturaの代わりになるカメラってなんだろう?と考えても浮かんでこないのも事実である。そういえばnaturaに関する記事をひとつも書いていなかったので昔の写真を見返しながら語ってみようと思う。
ちなみに私のnaturaは白natura、ちょうど白naturaが発売した頃にnaturaの存在を知り、即買いしたというわけである。なのでワンオーナー!(妹に貸してた時期もあったけど)
写りすぎずよく写る
久しぶりにnaturaを使ったときに受けた印象がこれである。高級コンパクトカメラのようにシャキーンパッキーンと写るわけではない、どちらかというとちょっとユルい。周辺なんかもちょっと流れるような気がする。でも描写が甘いわけではないし、中央部なんかはしっかり写ってる。この描写が、記念写真的に撮った写真をすこしドラマチックな写真にしてくれるのではないだろうか。
とにかく軽い、小さい
高級感とか質感なんてものは微塵もない、プラスチック感満載である。しかし、それがゆえにとても軽い。そして小さい。iPhoneより軽いのではないだろうか(※)ポケットに入れていても気にならないし、ちょっと出かけるときなんかにカバンの中に入れても負担にならない。女子に人気なわけである。
※書いてみてから、実際どうなんだろう?と調べてみた。naturaが155g(電池別)で、私の持っているiPhone 8が148g。うーんさすがにiPhoneより軽いということはなかったがほぼiPhoneである。
ちなみに我が家にあるコンパクトで軽い方だと思っているGR1sは178gだった(おそらく電池別重量)GRより軽いし、ズームもついてる。すごいぞnatura classica。
家族との時間を残すのに最高のカメラ
そんなわけで、いつでもどこでも連れて行って記憶の記録を残すのには非常にいいカメラである。NPモードなんてのもあるけど、natura1600もVenus800も生産終了となってしまった今(V800はまだあるけど)あまり大きな意味はなくなってしまったが…普通のフィルムを入れて使っても、十分魅力は発揮してくれるだろう。
そんなわけで、とてもおすすめできるカメラである。が、正直今の売価はちょっと高すぎる気がする…他にもいいカメラいっぱいあるよ、と思ってしまうんだなあ。
昔の写真を見返すといろいろ出てきて楽しい。この写真は最近東京にいても名前を聞くようになったhaco photoshopさん(2012)。今は改装して外観が変わってしまったけれど、自分にとってのhacoさんはこの姿なのだ!このお店があったから今の自分があるといっても過言ではないお店。
とても素敵なお店なので、熊本に行った際には是非お立ち寄りいただきたい。郵送プリントも受け付けているようだ!