隠れた名機…!? | Canon Autoboy Luna 105S

秋空

先日、ひょんなことからCanon Autoboy Lunaを手に入れた。

この手のカメラはレンズも暗く(広角側開放でf5.6)敬遠していたのだけれど、唯一無二の「キャプションが入れられる」という機能をもっており、その機能を試してみたく、かつお安く手に入ったので入手した。

手に入れると気になってくるのが兄弟機種。LUNAは広角側が28mmのf5.6だが、広角側35mmくらいでいいからf3.5くらいのモデルはないだろうか?という辺りが気になってくる。35mm f3.5であればAutoboy f XLあたりとほぼ同等であるから、フラッシュも併用してそこそこ感度高めのフィルムを入れれば使える、しかもズームだといざというときに望遠側も使えるとなればなかなか良いのではないだろうか?

なんてことを考えはじめるといろいろ調べてしまうのが男の性である。調べてみると、Autoboy LUNA 105Sというカメラ(この記事の主人公である)がどうも私の要求をかなり高いレベルで満たしていることがわかった。

レンズは38mm-105mmのズームで絞りはf3.8-f9.9。広角側35mm f3.5クラスという要求をギリギリ満たしている。さらに日付も2049年まで写し込み可能であることを考えると(写りは新しいオートボーイなら何の問題もないだろう)完璧である…!

高梨水産

とはいうもののこの形、あまりお店などでも見たことがない。いや興味がなかったから見落としていただけかもしれないが、それにしても見た記憶がない。2001年発売ということでデジカメに移行していく時期だったこともあり、あまり売れていなかったのかもしれない。

気長に探すか…もしヤフオクであったら多少高くても買ってもいいかもしれないな、と思って覗いてみると、あった。安くはないが、駄カメラプライスに少し毛が生えた程度である。2019年を超えて日付を入れられるコンパクトがなくてクラッセを買おうかとか思ってたところに比べると格安である、タダみたいなもんだ(違います)

他に入札者もいなかったので開始価格で入札し、そのまま落札。次の日にはうちに届いた。ものは綺麗だったのでラッキーである。

電池を入れて動かしてみる。フラッシュOFFが機械式スイッチじゃないところは承知の上であるし、作動音はタテヨコなんかに比べるととても静かである。メインスイッチがフラッシュの引き出しと連動しており、左手で操作しなければいけないところがちょっと難点か(右手だけで操作できない)

LUNAに比べて若干サイズも大きくなっており(望遠側が105mmまで伸びたし、仕方ない?)スイッチ連動のレンズバリアもなくなってしまって”LUNA”感はなくなっているが、この先長く使っていけそうないいカメラである。

デザインはいまいち「かっこいい!」とは言えないけどね…(デザインはLUNAのほうが好き)

なんだか最近コンパクトが熱いらしい。日付の入れられるそこそこ使えるカメラを探し求めてしまっている自分がいる。(ただし、安いの限定)

次は何に手を出すのか…乞うご期待!?

 

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