今までたくさんのフィルムを現像してきたけれどほとんど失敗したことがなかった。しかし、今回失敗した。失敗の結果はご覧の通りである。
画像の上半分にもやがかったような感じになってしまっている。原因は明白、現像液が足りなかったのだ
私は普段、4本用のタンクで2本あるいは3本のフィルムを現像している。なぜならば、タンクを満タンにしてしまうと撹拌がうまくいかない…気がしているからである(実際に、4本タンクで4本現像するよりムラは減っている気がする)
そして今回、2本まとめて現像したのだが、なぜかわずかに現像液が足りなかったようだ、というわけである(原因は不明。ぼーっとしていた???)
現像液が少ないことで、撹拌を終えて放置している時間において現像液に浸かっている部分とそうでない部分が出てきてしまう。その結果、現像液に浸かっていない部分の現像が進まず、一部分だけ暗くなってしまったわけである。当然、浸かっていない部分は表面張力で現像液がくっついているだけなのでめちゃめちゃムラになっている。
いや、でも逆にこれを利用してなにか表現に使えないか…?なんてのも、フィルムの楽しみなんじゃないかなぁと思うわけである(私は特殊効果的な写真は撮らないので、これ以上の発展はないはず)
みなさんも、現像液の量には気をつけましょう…