懐かしいフィルム⑥ | Lomography CINE400

Sakura 2019

Lomogrphyから発売されていたCINE400というフィルム。懐かしいと言っても比較的最近のことだったので使った方も多いのではないだろうか?冷蔵庫に忍ばせていたのが発掘され、なんとなく桜が合いそうな気がしたのでPEN FTに詰めて使ってみることにした。

このフィルム、どうもフジの映画用であるエテルナというフィルムを、写真用に加工したものであるようである。映画用フィルムと言えば最近巷で話題になっていたけれど、ハレーション防止に(他にも理由はあるけれどここでは割愛)カーボンが塗られているようで、これをそのまま写真用の現像機で処理をするとマズい、というものである。勿論、このフィルムは写真用にそのカーボン層が取り除かれているので問題はないが、逆にハレーション防止層を除去してしまっているためハレーションが起こりやすくなっている…のではないか。全体的に明るいところで撮ったものはハレーションっぽくなっている気がする。

in the dream

光の少ないところで撮ると、ハレーションも落ち着いて少しノスタルジックな色味になる(それでもハイライト部はふんわりしているが…)この色味、好きな方は多いのではないだろうか。確かになんだか映画のワンシーンのような、そんな雰囲気の出るフィルムである。今回はPENに詰めたため、縦写真ばかりになっているが横位置やパノラマで撮るとより映画感が増すのではないだろうか。たしかもう1本残っていた気がするので、次は普通の35mmに詰めてみようかな

フカン

横位置の写真もあったので載せてみる。

NIPPONの春

うん、少し映画感が増すかな?もう少し横長の方が映画っぽく見えるかもしれない。うーん、しかし貴重なフィルムをP’sに入れるのは勇気がいるな…パノラマ切り替えができるカメラに詰めればいいだろうか?それにしても、さすがに桜を遠景で撮るのはハーフにはちと厳しかったか…(雰囲気は出ているのでよしとする)

Lomographyはこのような面白いフィルムを定期的に出しているが、基本的に数量限定(今回のように映画用フィルムの巻き直しなんかだとどうしても限られる)になるので、気になるフィルムを見つけた方は早めに手に入れておくことをおすすめする。ただ難しいのは、好みかどうかわからないフィルムを大量に買うわけにもいかないけれど、気に入ったらたくさん使いたくなる(けどもう手に入らなくなっている)ことだろうか…なので、2〜3本確保しておくとよいだろう(1本だと試し撮りして終わっちゃう)

過去の懐かしいフィルムはこちら

4件のコメント

  1. 私が学生の頃の友人が持っていたポラロイドの様な懐かしい写り方で好きです。
    個人的に新しいチェキ等は良く写り過ぎて味気なくて、
    失敗でも色や輪郭の濃淡が面白かったので借りては楽しんで撮ってました。
    ポラでオバケが写り大騒ぎになったのも良い思い出です。

    フィルムバリエーションが減るのは寂しいですね。
    今使える物も10年後にはどうなってしまうのか。

    1. 確かに少しポラロイドの写りに似ているかもしれませんね!
      チェキが写りすぎる、は同感です。今はPolaroid Originalsとしてポラロイドフィルムも復活しているので
      ご興味があれば是非SX-70など手に入れて楽しんでみてください。

      モノクロフィルムは新しいものが出てきたりしていますが、カラーは減る一方ですからね…
      いつまで使えるかわからないから、使えるうちにたくさん楽しんでおくのがいいかもしれません。

  2. SX -70面白い形ですね!
    一眼仕様なのでしょうか?
    余裕が出来たときに購入してみようと思います。

    1. SX-70、折りたたみ式でかつ一眼レフというところが非常に面白いです。
      しかもかなり近距離まで寄れるので、小物の撮影なんかにも使えたり、楽しいカメラです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。